物々交換
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老人「そこの若いの。お主の持っている、その斧と私のこの金の延べ棒。交換しないかい?」
男「えっ?ホントですか?」
老人「ホントだ。交換しよう。」
男「でもなぁ。怪しいな~。こんなボロボロの斧と金の延べ棒じゃあ、釣り合わないでしょう?交換した後でやっぱり返してくれ。はナシですよ。」
老人「大丈夫だ。そんなこと、言いやせんよ。」
男「ホントに?」
老人「ホントじゃ。」
男「じゃあ、交換しようかな。でもなぁ。やっぱり怪しすぎるよな。」
老人「私は怪しい者ではないぞ。さあ、交換しよう。」
男「詐欺師は、怪しい者ではありません。って必ず言うしな。あぁ、どうしよう。怖いから、やっぱりお断りします。さようなら~。」
老人「あ~。行っちゃった。なんでかな~。こうして神、直々に地上に降りてきて、施しをしてやろうと言うのに。人間とはなんて愚かなんだ。」
男「えっ?ホントですか?」
老人「ホントだ。交換しよう。」
男「でもなぁ。怪しいな~。こんなボロボロの斧と金の延べ棒じゃあ、釣り合わないでしょう?交換した後でやっぱり返してくれ。はナシですよ。」
老人「大丈夫だ。そんなこと、言いやせんよ。」
男「ホントに?」
老人「ホントじゃ。」
男「じゃあ、交換しようかな。でもなぁ。やっぱり怪しすぎるよな。」
老人「私は怪しい者ではないぞ。さあ、交換しよう。」
男「詐欺師は、怪しい者ではありません。って必ず言うしな。あぁ、どうしよう。怖いから、やっぱりお断りします。さようなら~。」
老人「あ~。行っちゃった。なんでかな~。こうして神、直々に地上に降りてきて、施しをしてやろうと言うのに。人間とはなんて愚かなんだ。」
その他
公開:22/08/16 09:04
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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