恐竜のリュウ

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太陽が照り付ける海をひたすら進んでいく。
「なぁ、これってどこまで行くんだ?」
「ん?あー……あの島までだ」
「随分と遠いな」
「まあな。けど、こいつの為だからよ」
そう言って俺の背中をポンッと叩く。
こいつというのは、リュウの事だ。リュウは恐竜の子供だ。俺が拾ってきた卵から生まれた。この辺りで1番大きな島に向かっているようだ。
「……まさかとは思うけどさ」
「おう!お前が考えている通りだ」
「やっぱりか……」
この島には、沢山の恐竜がいるらしい。その中からリュウの親を探すというのだ。これから先どうなることやら……。そんな事を考えながら、船は目的地へと進んでいった。
「着いたぞ」
船が止まる。船を降りて、島の中へと入っていく。目の前には、恐竜が沢山いた。すると同時にリュウが急いで飛び出していった。そして大きな恐竜の元へと行った。
「リュウ、良かったな。元気でな」
俺達はそっと船へと戻った。
公開:22/08/16 08:04

富本アキユ( 日本 )

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・SSG投稿作品1500作品突破

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・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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