can't be true chapter5 ~moon child~

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精霊の力に酷似した魔力を帯びた、自律型の機械兵器。そんなものを作れる技術があるとしたら、DEMインダストリー以外に考えられないだろう。
そして仮にそうだとすれば……彼女の存在は、極めて危険なものに思えた。
DEMインダストリーとはすなわち、精霊たちと同じ力を人工的に作り出す組織なのだ。もし、折紙がその技術を応用して作られたのなら……
「……っ」
そこまで考えたところで、士道は小さく身を震わせた。
否、考えすぎかもしれないが、だからといって放置しておくこともできない。
折紙が、精霊たちと敵対する可能性はゼロではないのだ。むしろその危険性は、他のどの精霊よりも高いと言っていいだろう。
士道はごくりと唾液を飲み下すと、意を決して口を開いた。
公開:22/08/15 13:00

富本アキユ( 日本 )

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