チューリップ

6
1

彼がキスしてくれない。私は大好きな彼とキスがしたいと思っているのに。そんな時に出会ったのがチューリップだった。チューリップは、見た相手がついキスしたくなるをコンセプトに作られたリップクリームだ。これを使って彼の唇をゲットしてやるんだから。

チューリップを塗り、お洒落な服を着てメイクもばっちりして彼と待ち合わせ。待っていると彼氏がやってきて、いきなり私にキスをした。

「えっ!?」

私は突然の事に驚き、固まってしまった。

「キスしたくなったんだ。いきなりでごめん」

チューリップは凄いわ。私はテンションが上がり、その日はとても楽しい一日を過ごすことが出来た。
それからしばらくしてまたデートの日がやってきた。今日もチューリップを塗る。すると彼は、また会った瞬間にキスをしてきた。

彼がキスしてくれるのは、とても嬉しい。でもチューリップがないとキスしてくれないのが、とても寂しかった。
公開:22/08/10 09:08
更新:22/08/10 07:48

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容