4
3
「検事官からの尋問を」
「はい、裁判長。被告人はラジオ放送で、カードやコインのマジックをしましたか?」
「はい」
「見えないことを良いことに、する振りをしましたか?」
「はい」
「ラジオリスナーを騙したんですか?」
「そんなつもりは」
「被告人の職業は役者です。以上です」
「弁護人から何かありますか?」
「はい、被告人はマジックが出来るんです。学生の頃、マジックサークルの部長でした」
「はい」
「この場で、お見せしても宜しいでしょうか?」
「認めます」
「3つ数えると、裁判長は一瞬にして消えます。ワン、ツー、スリー!!」
すると、裁判長が消えてしまいました。同時に、傍聴席がざわつきました。
そこに、裁判長が恥ずかしそうに手を振って居ます。
「異議あり!」
検事官の言葉を聞きながら、席に戻った裁判長が言いました。
「この続きは、次週『ラジオ法廷』で放送します。それまで休廷とします」
「はい、裁判長。被告人はラジオ放送で、カードやコインのマジックをしましたか?」
「はい」
「見えないことを良いことに、する振りをしましたか?」
「はい」
「ラジオリスナーを騙したんですか?」
「そんなつもりは」
「被告人の職業は役者です。以上です」
「弁護人から何かありますか?」
「はい、被告人はマジックが出来るんです。学生の頃、マジックサークルの部長でした」
「はい」
「この場で、お見せしても宜しいでしょうか?」
「認めます」
「3つ数えると、裁判長は一瞬にして消えます。ワン、ツー、スリー!!」
すると、裁判長が消えてしまいました。同時に、傍聴席がざわつきました。
そこに、裁判長が恥ずかしそうに手を振って居ます。
「異議あり!」
検事官の言葉を聞きながら、席に戻った裁判長が言いました。
「この続きは、次週『ラジオ法廷』で放送します。それまで休廷とします」
その他
公開:22/08/08 14:25
言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!
ログインするとコメントを投稿できます