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《閉まるドアにご注意下さい。ドアがしまりま〜す》
俺は慌てて、電車に乗り込んだ。
座席は、ほとんど埋まっている時間帯のようだ。
あれ?
お婆さんの周りだけ、座席が空いている……
少し気にはなるが、そこへ座ることにした。
すると、お婆さんは何やらブツブツと、独り言を言っていた。
ああ、これか!
変なお婆さんと認識されて、避けられていたんだ。
いったい何を言っているのか、少し聞いてみる事にした。
「チュピ、チュピ」
え?
「チュピ、むか~しむかし、あるところにチュピ、おじいさんと、おばあさんがおりました、チュピ、チュピ」
うわっ……
「チュピ、おばあさんはかわへせんたくに、チュピ、チュピ」
そうだったのか、変なお婆さんなんかじゃなかった。
セキセイインコに、桃太郎の話を教えた先生だったんだ!
すげえ!
って、そんなわけ無いか。
俺は鞄からヘッドフォンを出して、音楽聞くことにした。
俺は慌てて、電車に乗り込んだ。
座席は、ほとんど埋まっている時間帯のようだ。
あれ?
お婆さんの周りだけ、座席が空いている……
少し気にはなるが、そこへ座ることにした。
すると、お婆さんは何やらブツブツと、独り言を言っていた。
ああ、これか!
変なお婆さんと認識されて、避けられていたんだ。
いったい何を言っているのか、少し聞いてみる事にした。
「チュピ、チュピ」
え?
「チュピ、むか~しむかし、あるところにチュピ、おじいさんと、おばあさんがおりました、チュピ、チュピ」
うわっ……
「チュピ、おばあさんはかわへせんたくに、チュピ、チュピ」
そうだったのか、変なお婆さんなんかじゃなかった。
セキセイインコに、桃太郎の話を教えた先生だったんだ!
すげえ!
って、そんなわけ無いか。
俺は鞄からヘッドフォンを出して、音楽聞くことにした。
その他
公開:22/08/06 08:42
言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!
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