善意と悪意の交差点

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憎い、憎い、憎い。
ほんと心底腹が立つ。腸が煮えくり返っている。他にはどんな怒りの表現を用意してやろうか。
俺は言語で消費しきれないほど怒りを覚えていた。
あぁ、俺を馬鹿にしやがって。なんてやつらだ。全員沼地にぶちこんで沈め込んでやりたい。
もしくは、全員小部屋にぶちこんでデスゲームでも開催してやろうか。もちろん、全員絶望させて一人足りとも残さず仕留めてやる。
あの口に発せずともわかる哀れみの顔がムカつくんだよなぁ。決めた。絶対次会った時にこの小型ナイフで刺してやる。

「山下くん、今日も学校来てないね。」
「うん。やっぱり僕が悪いのかなぁ。」
「もしかしたら話すのが苦手だったのかもね。」
「そうかなぁ。よし、山下くんが学校に来たらちゃんと急に話しかけたことを謝って友達になろう。」
「うん。それがいいよ。」
「山下くん、早く来ないかなぁ。」
話している私達の目には希望が満ちていた。
青春
公開:22/08/05 22:13

リマウチ

超ショートショート書いていきます

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