エレベーターボーイ
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確かこのホテルの十二階に大手株式会社ゴールドの社長が泊っているんだったよな。俺はエレベーターのボタンを押した。十五階建てのこのホテルは、高い場所であれば高い場所である程に宿泊費用が高くなっていき、十二階より上はVIPルームになっている。俺は仕事の事で社長と会う予定になっているが、わざわざ出向いてもらう事が出来ないため、社長に時間を作ってもらい、ホテルの部屋に会いに行く事になったのだ。やり手の社長だ。彼に会うのは初めてで、とても緊張している。一体どんな人物なのだろうか。エレベーターに乗った。エレベーターボーイがいる。
「いらっしゃいませ。何階に行かれますか?」
「十二階でお願いします」
「お客様。私のようなただのエレベーターボーイに対して丁寧な対応ありがとうございます」
「えっ?いえいえ」
「初めまして。エレベーターボーイに扮したゴーレム社長、飯塚です」
「ええー!?」
お茶目な社長だった。
「いらっしゃいませ。何階に行かれますか?」
「十二階でお願いします」
「お客様。私のようなただのエレベーターボーイに対して丁寧な対応ありがとうございます」
「えっ?いえいえ」
「初めまして。エレベーターボーイに扮したゴーレム社長、飯塚です」
「ええー!?」
お茶目な社長だった。
公開:22/08/05 06:11
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