朝活

午前三時四十五分。目が覚めた。昨日は肉体労働だったせいか、早めに寝てしまった。睡眠時間は六時間。意外と寝ている。朝までたっぷりと寝て英気を養うのも良いかと思ったが、たまには早朝しか味わえないこの空気感を味わう事で、いつもとは違う特別な非日常的な感じを味わうのも一興だ。そうだ、朝活をしよう。

さて朝活といっても何をすればいいのか。経験がない私は戸惑ってしまう。だが早く決めないと時間が経ってしまい、朝活の意味がない。迷った末、朝ドライブに行く事にした。午前三時の風景はいつもと違い、新しい発見がある。コンビニに寄った。客は私一人。ここでおにぎり一つとお茶を買う。車の中で食べる朝のおにぎりは、なんだか美味い。おにぎりひとつでこんなにワクワクするなんて。なんだか他の人よりも得した気分だ。一日のスタートが早いと、こんなにも楽しいんだ。そうだ、朝日を見に行こう。私は真っ直ぐ、山道を登っていった。