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真夏の午後の3時頃。
「ナッちゃん、お昼寝しなさい」
「ママ、ナッちゃん眠くないもん」
「ナッちゃん。ばあばとお昼寝しようか?昔話してあげる。おいで」
「うん」
「お義母さん、お願いします」
2人は隣の部屋ヘ行き、タオルケットを掛けて横になりました。
「ばあば、お話して」
「むかし、むかし」
「どのくらい?」
「ナッちゃんのパパとママが出会った頃、ちょっとむかし」
「うん」
「パパがママを連れて、ココに来たの」
「うん」
「パパがね、僕は彼女と結婚しますって。でもね、ばあばは反対したの」
「どうして?」
「だって、ママはパパより5つも歳上でしょ!」
「うん」
「そしたら、パパが言ったの。彼女のお腹には僕の子が居るって」
「それ、ナッちゃん?!」
「そうなのよ、でね」
「ちょっと、お義母さん!!何の話をしてるんですか!!」
ばあばとナッちゃんは、狸寝入りをしましたとさ。
めでたし…めでたし。
その他
公開:22/07/29 14:20
更新:22/07/29 17:25

杉本とらを( 東京 )

言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!

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