風の存在

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風とは何なのか 地球上の空気は常に動いており、その動きの速さや方向は一定ではない。
動かない地表の上を、水平方向へ走り去る空気の流れが風と言われる。
風は、太陽からのエネルギーを地上に行き渡らせる循環機能も担っている。

気圧の高い方から低い方へ、空気が押し出され今もそれが風となり吹いている。
風と言えでもその実態は空気だから、風に当たるとは空気に当たっている事になる。
空気は無色透明な気体で目で捉えることは出来ないが、風になった空気には速さも重さもあり体に当たれば、その存在を強く感じる事が出来る。

同じ様にその存在は目には捉えられぬも、愛情、思いやり、優しさ、敬意、時には嫉妬、憎しみ、軽蔑もその存在を感じる事が出来る。
目には見えぬとも、その大きな存在に気付き認める事で、己の人生に新たな風を感じる事が出来る。
恰も空気が人間の生存には不可欠の如きに、これらも重要な存在である。
ファンタジー
公開:22/07/30 20:55

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