カレイドスコープ

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「覗いてごらん」
そう言われて筒の中を覗くと、そこにはとても綺麗で神秘的な世界が広がっていた。そのまま私は吸い寄せられていき、気が付けばキラキラとした空間にいた。
「ここは……?」
その空間を歩いていくと扉があった。
「君はそこで素敵な出会いをする。ハルという男の子だ。ハルはピンチの君を助けてくれる。そして君は……」
声の主は消えていった。
「待って!!ねえ!!何がどうなってるの!!教えて!!」
勇気を出して扉を開けると、そこは森の中だった。
「どこ?ここ……」
森の中を進んでいると、私は狼に襲われた。必死に逃げていたところ、男の子に助けられた。
「俺はハル。君は?」
「アイ……」
「アイ。どこから来た?」
「分からない」
「記憶がないのか?」
「そうじゃない。気が付いたらここに……。ここどこなの?」
「ここはカレイドスコープと呼ばれる世界さ」

私は万華鏡の世界に迷い込んだ。
公開:22/07/29 09:33

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
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