ハートメロディー
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人見知りで友達が出来ず、ずっと音楽室で一人ピアノを弾いていると、一人の男の子が声をかけてきた。
「良い音色だね。優しい音。君のピアノ好きだよ」
「あ、ありがとう……」
不器用に返事をした私は、またピアノを弾いた。その様子を彼は、黙って聞いていた。それから彼は、私のピアノを聞く為に音楽室に遊びに来るようになった。
「小さい頃からピアノやってるの?」
「うん……」
少しずつ彼と会話できるようになっていった。そしてある日、彼は他の友達を連れてやってきた。私のピアノを聞かせる為だ。
「凄い!!上田ってピアノ上手いんだな!!」
「上田さんの音色綺麗」
それから私は人気者になり、次第に友達は増えていった。彼のおかげだ。
大人になり、私はピアニストになった。
「上田。良い演奏だったよ」
彼は私の演奏会に必ず来てくれる。
あなたに出会えてよかった。
私の心臓は今、世界一幸せなメロディーを奏でている。
「良い音色だね。優しい音。君のピアノ好きだよ」
「あ、ありがとう……」
不器用に返事をした私は、またピアノを弾いた。その様子を彼は、黙って聞いていた。それから彼は、私のピアノを聞く為に音楽室に遊びに来るようになった。
「小さい頃からピアノやってるの?」
「うん……」
少しずつ彼と会話できるようになっていった。そしてある日、彼は他の友達を連れてやってきた。私のピアノを聞かせる為だ。
「凄い!!上田ってピアノ上手いんだな!!」
「上田さんの音色綺麗」
それから私は人気者になり、次第に友達は増えていった。彼のおかげだ。
大人になり、私はピアニストになった。
「上田。良い演奏だったよ」
彼は私の演奏会に必ず来てくれる。
あなたに出会えてよかった。
私の心臓は今、世界一幸せなメロディーを奏でている。
公開:22/07/28 09:54
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