999 エンジェルナンバー

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999。
その数字はエンジェルナンバーと言われ、それは天使からあなたへのメッセージだとも言われている。“物事の終わり”を意味する。

かつて千本の物語を書くと宣言した作家がいた。その作家は毎日書き続け、ついに999本目の物語を書いた。その物語の内容は、999のエンジェルナンバーを持った999番目の天使が、999人の人を救う話だった。
その作家は、999番目の天使に999番目の最後に救われる人だった。

「終わりです。もう999ですから」
「そうですか。終わりですか。ここまで長いような短いような。今日で終わりだと思うと不思議な気持ちです」
「お疲れさまでした。千本書いて何か変わりましたか?」
「はい。目的は達成しましたから満足です」
「目的とは?」
「私がどんな作品を書くのが向いてるのかを知る事です」

999。しかし同時に『新しい物語が始まる』『出会いが待っている』という意味もある。
公開:22/07/24 10:53

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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