夢の話

クリスマスイブの夜。僕は夢の中でサンタクロースになる。
僕はサンタクロースになって、遠くに引っ越してしまった親友の住む町までプレゼントを届けに行く。
上空から親友の住む町を見下ろし、少し上空散歩を楽しむ。
僕は眠る親友の枕元にプレゼントを置く。今回のプレゼントはとっておきだ。朝起きたらきっと驚くぞ～。
おっと、いけないいけない。今の僕はサンタクロースだった。
プレゼントを良い子の家に届けないといけない。
僕は親友に別れを告げ、サンタクロースとしての仕事を再開する。

朝が来ると僕は僕に戻っていた。
サンタクロースになれるのは夢の中の話だからね。
でも、サンタクロースになったのは本当だ。
親友からの電話。予想通り、僕からのとっておきのプレゼントに大興奮している。
ま、僕もサンタさんから貰ったプレゼントに今、大興奮しているんだけどね。
喜ぶ僕に親友は「とっておきだからな」と自慢げに言ってきた。