大事な話
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「大事な話って何?私、忙しいの。簡潔に話して。」
「とても言いづらい事なんだけど。」
「何よ?」
「死んでるんだ。」
「何言ってるの?私はこんなにピンピンしてるわよ。」
「違うんだ。そうじゃないんだ。僕はもう既に死んでいるんだ。」
「ハハハッ。何?ジョークのつもり?つまんないわよ。」
「いや、ホントなんだ。」
「じゃあ、ここにいるあなたは幽霊とでも言うの?ふざけないでよ。」
「ふざけてないよ。ボクは幽霊なんだ。ホントなんだ。」
「そんな。」
「で、大事な話。なんか様子が変なんだ。もう、行かなきゃ駄目らしい。」
「どこに?」
「あっち。」そう言って空を指差す。
「えっ?」
「君の事が心配でこうやって現世に留まっていたけど。やっぱりいつまでもって訳にはいかないらしい。だから。」
「だから?」
「行かなくちゃ。ありがとう。君に会えて良かった。メリークリスマス。」
そう言って彼は私の前から消えた。
「とても言いづらい事なんだけど。」
「何よ?」
「死んでるんだ。」
「何言ってるの?私はこんなにピンピンしてるわよ。」
「違うんだ。そうじゃないんだ。僕はもう既に死んでいるんだ。」
「ハハハッ。何?ジョークのつもり?つまんないわよ。」
「いや、ホントなんだ。」
「じゃあ、ここにいるあなたは幽霊とでも言うの?ふざけないでよ。」
「ふざけてないよ。ボクは幽霊なんだ。ホントなんだ。」
「そんな。」
「で、大事な話。なんか様子が変なんだ。もう、行かなきゃ駄目らしい。」
「どこに?」
「あっち。」そう言って空を指差す。
「えっ?」
「君の事が心配でこうやって現世に留まっていたけど。やっぱりいつまでもって訳にはいかないらしい。だから。」
「だから?」
「行かなくちゃ。ありがとう。君に会えて良かった。メリークリスマス。」
そう言って彼は私の前から消えた。
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公開:22/12/24 10:14
ログインできなくなったので新たなアカウントで再始動。
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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