朝のゴミ捨て

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今日はごみ収集日の木曜日だ。夜中から雨が降り続け朝も止まず、結局右手で傘をさし左手てゴミ袋を持ち玄関を出た。
雨も然ることながら風も吹いており、顔と両手はその冷たさが刺さる思いだ。
でもマスクのせいで口周りは少し暖かいが、眼鏡が一挙に曇って先がぼんやりとしか見えない。収集場所までの道程は百mもないのにアチコチには水溜りが在り、不覚にも足が捕られた。水が靴下を伝わり足指までも冷たく感じ、しっかりあるけと怒って脳に文句を言ってくる。

着くと何とペンギンが先に来ており、お早うと言う。こちらも慌ててお早うございますと返しながら、寒いですねと言えば、えェそうですか私には快適ですけどと言う。そうか相手はペンギンだ、そういえば近所に変わった人が引っ越して来たと回覧板が回っていたな。
何でもペンギン印のアイスキャンデーで一山当てた大金持ちが。SDGSの時代だ、仲良くしなければ。イヤー、今日も快適ですね!
ファンタジー
公開:22/12/22 21:39

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