8
2
眠い。夜まで勉強したせいかも
うとうとして自分の体が揺れているのを感じる
ゆらゆら、ゆらゆら…
ーーここは大事なポイントだぞー
ガタンゴトン、ガタンゴトン…
ーー終点、終点、ご乗車まことにありがとうございましたー
ふと目を覚ますと、私は電車の中にいた
窓の外に広がる景色はパステルの絵のように穏やかだった
『お客さん、切符を拝見』
いつの間にかそばにいた車掌さんが、白い手袋で覆われた手を出す
「あの…ないです」
『なるほど、あなたはまだ降りられない方のようですね』
私は焦った。なぜかこの電車から降りたくてたまらなかったから
慌ててポケットを探ると、手に固くて小さな紙が当たった。これだ!
「あの、これっ…」
気づくと私はいつもの教室にいた
「よかった、降りられた…」
『何寝てたんだ〜?』
そばには青筋を立てた先生が。
『まだ受験からは降りられないぞ』
私が手に握っていたのは、単語帳だった。
うとうとして自分の体が揺れているのを感じる
ゆらゆら、ゆらゆら…
ーーここは大事なポイントだぞー
ガタンゴトン、ガタンゴトン…
ーー終点、終点、ご乗車まことにありがとうございましたー
ふと目を覚ますと、私は電車の中にいた
窓の外に広がる景色はパステルの絵のように穏やかだった
『お客さん、切符を拝見』
いつの間にかそばにいた車掌さんが、白い手袋で覆われた手を出す
「あの…ないです」
『なるほど、あなたはまだ降りられない方のようですね』
私は焦った。なぜかこの電車から降りたくてたまらなかったから
慌ててポケットを探ると、手に固くて小さな紙が当たった。これだ!
「あの、これっ…」
気づくと私はいつもの教室にいた
「よかった、降りられた…」
『何寝てたんだ〜?』
そばには青筋を立てた先生が。
『まだ受験からは降りられないぞ』
私が手に握っていたのは、単語帳だった。
ファンタジー
公開:22/12/17 20:43
来年以降のいきかたが決まりましたヽ(=´▽`=)ノ
コメント読んだりお返事したりするのはとても好きなので、気楽にコメントいただけると嬉しいです。
ログインするとコメントを投稿できます