理想・現実(リアル)

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僕は焦った。まさか高校生にもなって迷子になるなんて
気づけば、見慣れないお店ばかりの商店街の真ん中に立っていた
そこへ風に乗って不思議な香りがしてきた。思わずその店へと向かう
古びた鉄製の看板には「リアル香水店」の文字
リアル香水店?なんだろう
カランカラン、と心地いいドアベルが鳴ったかと思うと、途端に様々な香りに囲まれた。不思議と嫌な感じはしない
『いらっしゃいませ』
「あの、ここは…」
『リアル香水店でございます。花からスパイス、動物から空の香りまで様々な香りを取り揃えております』
店員さんの言ったとおり、沢山の香水瓶が並んでいた。
僕はとある香水に釘付けになった。
「「女の子 の香り」」
人肌恋しいこの季節、彼女ができる予定も無し。魔が差したのだろう。僕はその香水を購入した。
どんな匂いだろう?お花?フルーツ?
シュッ…
フライドポテト、寿司、ポテチ、焼肉…

ぼくはひとりでないた。
ファンタジー
公開:22/12/19 21:02

かさ( 愛媛 )

来年以降のいきかたが決まりましたヽ(=´▽`=)ノ

コメント読んだりお返事したりするのはとても好きなので、気楽にコメントいただけると嬉しいです。

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