SDGs食堂 タラの行く末

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これ、何とか使えませんか。
馴染みの魚屋が見せてきたのは、立派なタラ。
焼き物、煮物、鍋と大活躍の魚だが、今日は日が悪かったらしく、余りが出たのだそう。
もちろん、いただきます。
明日のランチはコレで決まり。

塩を振って少し水分を抜いたタラと、じゃがいも、バターで炒めた玉ねぎ。消費が減って困っているという、牛乳。アクセントにニンニクを少し。これらを合わせて軽く煮込んだら、チーズとパン粉をかけて焼き上げる。

タラとじゃがいものグラタン。

クセの無いタラの旨味と、ほっこりしたじゃがいもがグラタンには良く合う。ニンニクの香りは、焼けたチーズともタンパクなタラとも引き立て合う最高のアクセントだ。こんな寒い時期のグラタンは、名前を聞くだけで身体が温まりそうなほど嬉しいもの。
店の外には、焼けたグラタンの香りに釣られて既に人が集まっている。
さて、今日もランチ営業、始めましょうか。
公開:22/12/17 16:00
更新:22/12/17 10:51

お弁当係

2021年7月、投稿開始。
小説を読むのが好きですが、書くのも楽しそうで始めてみました。
読んでいただければ幸いです。
 

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