いて座専門医

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うっ……なんだか体調が悪い。
眩暈がするし、体も重い。熱もあるみたいだし、これは病院へ行った方がいいな。俺は病院へと向かった。待合室で待っていると名前を呼ばれ、診察室に入っていく。
「今日はどうされました?」
「眩暈と後、熱があるみたいで……」
「何座ですか?」
「は?」
「星座ですよ」
「さそり座です」
「ふむ……。それは困りましたね。私はいて座専門医なんですよ」
「いて座専門医というと?」
「いて座の患者さんなら何でも治せるんですけど、さそり座は治せません」
「そんな……。じゃあどうすれば」
「さそり座専門医を紹介しましょう。腕の良い先生ですよ」
そう言って俺は、なぜか診てもらえず、さそり座専門医を紹介された。
「あの、いて座しか診れないなんて嘘ですよね?」
「嘘ですね」
「やっぱり」
「あそこの先生は、面倒な病の患者は全部こっちに回すんですよ。もう嫌になりますよ」
クソ医者じゃん!!
公開:22/12/06 08:39

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
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・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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