やっぱり良かった

とあるスーパーでの出来事

そのスーパーは3階建てで
1階から3階まで一気に行ける
エスカレーターがあった

3階に用事がある為
1階からエスカレーターに乗り
いよいよ3階に到着というところで
目の前にいたベビーカーをひいた
母親がベビーカーごと後ろに傾きだした
ベビーカーのタイヤがエスカレーターの
踏み板に引っかかり
母親の身体がベビーカーに押されて
後ろに倒れてしまったのだ

「危ない！」
咄嗟に心の中で叫びながら
母親の身体とベビーカーを支え
事なきを得た

母親は大泣きしながら感謝をしている
ふとベビーカーを見ると、そこには
赤ちゃんのぬいぐるみが乗っていた
ぬいぐるみには名前が書いたプレートが
付いている

やっぱり、助けれて良かった