映像喚起眼鏡ケース

目標を書いた紙を眼鏡ケースに入れる。眼鏡をそのケースの中に入れる。そうすると眼鏡は、それに合わせたデータを集めてくれる。
例えば俳句で入選したいと考える。俳句に適した言葉を眼鏡越しに見る。眼鏡ケースに眼鏡を入れれば、適切な風景を抽出してくれて映像として見ることができる。後はそれを言葉に換える。
と言っても、人の感じることは大同小異である。
普段から自分の感性、観察力を磨いておくことが大切である。そうすると眼鏡もそれに合わせた言葉を拾おうとしてくれる。
だが問題も起きてきた。車の運転中に眼鏡をかけていると、突然よそ見をしてしまうことがあるのだ。いい題材が見つかったぞと、眼鏡が反応してしまうらしい。これはあまりにも危ないということで、運転中は絶対にその眼鏡をかけてはいけないということになった。
多くの人の感性が磨かれたが、今まで何も見てなかった感じてなかったと、自分に呆れてしまう人もいた。