坂
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その坂は不思議な坂だった。上りかと思うと下りだったり。変な坂だなと思う。どれくらい、歩いているだろうか。坂がそろそろ終る。そこには石柱があった。この坂の名が刻まれていた。「人生」なるほど、山あり谷ありなわけだ。しみじみ思う。そんな時、強烈な光が現れる。吸い寄せられるようにその光の中へ。光と自分が一体になる。そんな気がした。「ちょっと、あんた。ほら、起きなさいって。そんな所で寝てるんじゃないよ!!」
目が覚める私。ここはどこ?天国?「邪魔だよ。店の前で。開店できないじゃないか。さあ、どいて、どいて。」
「すいません。」酔い潰れて路上で寝てしまったようだ。朝の日を浴びなが
ら立ち上がる。生きてる。店の看板を見上げる。「喫茶・天国」コーヒーでも飲むか。そう、思った。勿論、天国で。
目が覚める私。ここはどこ?天国?「邪魔だよ。店の前で。開店できないじゃないか。さあ、どいて、どいて。」
「すいません。」酔い潰れて路上で寝てしまったようだ。朝の日を浴びなが
ら立ち上がる。生きてる。店の看板を見上げる。「喫茶・天国」コーヒーでも飲むか。そう、思った。勿論、天国で。
その他
公開:22/12/05 13:34
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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