漫画の書き換え

子供に影響を与える恐れの多い漫画に、暴力シーンを盛り込むのは絶対駄目だとなった。過去によく読まれた漫画も書き直そうとなった。
敵を暴力で懲らしめたり殺したりするシーンは全部書き換えとなり、話し合うシーンに換えられた。
悪人にもそれなりの事情があってやっていたのであり、それを正義の味方も理解する。悪人も涙を流して改心するというシーンになった。
読んだ子供たちも感動した。そうだ悪人だという決めつけはよくない、話し合えば理解できると悟った。
しかし平和的に誠意を持って話そうとしても、自分本位な子は聞く耳を持たない。より嗜虐性を発揮して暴力を振るってくる。
話し合おうとしても、そうだおれは悲惨な生い立ちだ、だからこうなるのも仕方がないよなとますますつけ上がってくる。
それでは今後は和気あいあいとした学園漫画か、ほのぼのとした家庭を描く漫画しか駄目だということにしようかと方針を少し変更した。