足袋の木

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手袋の成るモミの木の根元に、愛犬が私のブーツを埋めた。
もう使っていないものだし、愛犬のお気に入りの玩具だったブーツ。なくなった事に私は全く気付いていなかった。
数日後、手袋が成るモミの木の中に新品のブーツが成っていた。このモミの木、成るのは手袋だけじゃないんだ…
成ったブーツを収穫する。これは履けるのだろうか?と、中を覗いてみると沢山のお菓子が詰まっていた。まるでサンタブーツだな。
履けなくもないが、これはきっとブーツとしては使えない。そんなところまでサンタブーツと同じだ。
私は手袋だけでなく、お菓子の詰まったブーツも孤児院へと寄付する。子ども達は喜んでくれたようだ。
おっと、喜んだのは子ども達だけじゃないな。私は足元でぐっすりと眠る愛犬へと目を向ける。
ビーフジャーキーの詰まったブーツを枕に一体どんな夢を見ているのやら…
私がサンタなら、愛犬はトナカイかな?なんて想像をしてしまった。
公開:22/11/30 21:04

幸運な野良猫

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