環境保護活動ポイント

日本は環境保護活動に遅れが見られる国である。そこでポイントカードを支給して、環境保護活動に有意義な活動をした人に対してポイントを支給しようとなった。高得点の人は、国民の理想の姿となるだろうと考えたのだ。
ある主婦の人が高得点を集めたので、講演会に招かれた。高級車に乗せられて、エアコンのがんがん効いた部屋で講演会を行った。
遠方に行く時は飛行機で行ったりした。
人前に出ることが増えたので、服も高級服に変えた。
自分の考えを本にして広く知ってもらおうと、執筆して売り込んだ。
しかし何故かポイントが減少していった。あれおかしいな、全国を飛び回っている以外の活動変化は無く、今までとやっていることは同じなのだがと主婦は戸惑った。
とにかくポイントが減っていったので、主婦への人気も冷めていった。焦った主婦は自説を講演会で熱弁した。その途中脳卒中で倒れ亡くなった。その途端ポイントはうなぎのぼりになった。