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某国の貨物船が航行中、突然の何らかのトラブルで動けなくなった。調査をすると海底にポッカリと穴が空いているのを見付けた。
中は闇で見えないが、塊を投げてみると瞬時に吸い込まれる様に穴に消えた。
これは一種の巨大空間が存在するのではとの想定の基に、調査隊は無人潜水艇を穴に投入してみた。
無線操作器を操り内部撮影を試みるも、何も映らず暗黒の世界のみであった。
それどころか潜水艦を呼び戻そうにも、吸い込まれたまま戻って来ない。
これは光すら一旦入れば戻れないと言われる、ブラックホールに間違いないとの結論に至った。
この発見に目をつけた某国は世界中より、核廃棄物やフロンガス等処理に困っている物質を法外な処理費用を徴収しては、このブラックホールに密かに投入し続けていた。
その委託量は年々増えるばかりで大儲けでもあった。しかし投棄物がマグマ層に達し、地球大爆発を起こすのも、もはや時間の問題であった。
中は闇で見えないが、塊を投げてみると瞬時に吸い込まれる様に穴に消えた。
これは一種の巨大空間が存在するのではとの想定の基に、調査隊は無人潜水艇を穴に投入してみた。
無線操作器を操り内部撮影を試みるも、何も映らず暗黒の世界のみであった。
それどころか潜水艦を呼び戻そうにも、吸い込まれたまま戻って来ない。
これは光すら一旦入れば戻れないと言われる、ブラックホールに間違いないとの結論に至った。
この発見に目をつけた某国は世界中より、核廃棄物やフロンガス等処理に困っている物質を法外な処理費用を徴収しては、このブラックホールに密かに投入し続けていた。
その委託量は年々増えるばかりで大儲けでもあった。しかし投棄物がマグマ層に達し、地球大爆発を起こすのも、もはや時間の問題であった。
SF
公開:22/11/18 12:21
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