怪盗(笑)
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俺の名前は、二階堂。日本ではその名を知らぬものはいない伝説の大泥棒一家だ。ただし俺には弱点がある。それは笑い上戸な事だ。些細な事で笑ってしまう。泥棒としては正直、致命的な弱点だ。こればかりは治したいが、治せない。どうにもならない。今日の獲物は、虹色に輝く宝石レインボーストーン。自然にできたその七色に輝く宝石は、多くの者を魅了し、不思議な魔力が秘められているという噂の石だ。俺は早速盗むために予告状を出し、予告通りに飾られている美術館に侵入した。ロックを破り、鮮やかに侵入する。そして見つける。レインボーストーン。が……
「ぷっ……こ、これがレインボーストーン。ぷっ……くくくっ……あはは」
思ったよりも陳腐だった。なんていうか玩具みたいだ。
「見つけたぞ、二階堂。もうお前は袋の鼠だ」
「ぷっ……あはは……はははっ……て、典型的な罠。ぷふふふ」
笑いを堪えながらも、見事本物を盗み出して脱出した。
「ぷっ……こ、これがレインボーストーン。ぷっ……くくくっ……あはは」
思ったよりも陳腐だった。なんていうか玩具みたいだ。
「見つけたぞ、二階堂。もうお前は袋の鼠だ」
「ぷっ……あはは……はははっ……て、典型的な罠。ぷふふふ」
笑いを堪えながらも、見事本物を盗み出して脱出した。
公開:22/11/21 08:59
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