「居酒屋 タコ」の悩み

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とある宇宙の片隅に、「居酒屋 タコ」があった。毎夜、タコの姿の宇宙人の寡黙な大将が店を開ける。客は馴染みばかりで賑やかな時は少ない。が、たまに盛況なときがある。そんなときは、いくら大将の足が多くても足りない。
そんなときは…
「おい、ちょっと手伝ってくんな」
とばかりに、客に触手をのばして頭をちょんと触る。触手からは微弱な電波が出ていて、触れられた客は無意識に立ち上がり、接客やら洗い物やらをこなす。店内が落ち着いてくると、「よっ、ありがとよ。」と言ってもう一度頭に触れると、その客は「ふあ~あ」とあくびをして、何事もなかったかのように席に戻っていく。大変助かる。が、ひとつ問題があった。それは…
「大将、料理が冷めてるぜ?」
働いている間、意識のなかった客が首をかしげている。大将はすぐに作り直しにかかる。いつまでごまかせるか。さて、どうしたもんか。今だに良い解決方法は浮かばないらしい。
SF
公開:22/11/20 23:48

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