心くすぐる香り

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お昼寝の時間なのに恵ちゃんは寝ようとしない。
「最近ね、怖い夢ばっかり見るから眠るのが怖いの…」
それなら僕の獏夢枕を貸してあげる。これを使うと怖い夢を見なくなるよ。
恵ちゃんは僕から枕を受け取るとすやすやと眠り始めた。

「本当に怖い夢を見なかったわ。ありがとう!」
お昼寝の時間が終わると恵ちゃんはとても嬉しそうにしていた。その笑顔を見て、僕も嬉しくなる。
「優しいキミ、大好き!」
恵ちゃんは僕のほっぺにキスをしてくれた。凄くドキドキする。

家に帰った僕は恵ちゃんが使った獏夢枕に顔を埋める。
思いっきり息を吸い、恵ちゃんの香りを吸収する。その姿を爺ちゃんに見られた。
「その枕を好きな子にでも貸したのか?お前さん、鼻の下どころか鼻そのものが獏みたく伸びているぞ」
鏡で確認する。だらしない僕の顔が写っていた。
どうしよう?どうやったら直る?
「そんなもん寝りゃ直る。起きたら悪夢は覚めるさ」
公開:22/11/19 20:52

幸運な野良猫

yahoo!サーバーに問題が発生したらしく2022年9月1日より2週間入れなかったので新規にアカウント取得。
半年以上毎日Yahoo!IDでログインを試みるも、現在進行形でログインできない状態です。#EY003って何だ?
運営に報告するも、ずっと無視されております。自動応答メールだけが返ってくる…1年経過で、もう諦めた…

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