名医ロック

8
2

ロックは医者だ。これまで多くの患者を救ってきた名医だ。性格も穏やかで患者想い。手術もなるべく患者に負担のかからない方法で行い、成功させてきた。ロックは、何年経っても若々しかった。本当に先生は歳を取りませんねとよく言われた。
「先生、ありがとう。僕大きくなったらロック先生みたいな医者になる」
「そっか。なら大きくなったら僕の秘密を教えるよ」
少年はその言葉を不思議に思いながらも、後に知る事になる。名医ロックの秘密を。少年は大人になった。医者になった。ロック先生の元を訪ねると、彼はにっこりと微笑んでいった。
「君は十二代目名医ロックになるつもりはあるかい?」
そう。名医ロックは、十年毎に整形した新しいロックと入れ替わっていたのだ。名医ロックは、永遠に生きる究極の医者である必要があるのだ。
「やります。やらせてください」
顔と声帯をいじり、ここにまた十二代目ロックが誕生した。
公開:22/11/11 09:47

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容