超能力バッテリー

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野球少年の天才双子バッテリーがいた。兄がピッチャーで弟がキャッチャーである。
昔からあらゆる大会で好成績を収め、ついには甲子園大会でも優勝を収めた。
その実績が評価され、兄弟ともプロの同一球団に入団することになった。
実は弟は超能力があり、バッターがどんな球を狙っているのか察知することができるのであった。それを兄にテレパシーで伝えて投げる球を指示するのだ。
その能力のお陰で前半戦は大活躍し、オールスターにも選ばれた。
しかし敵のスコアラーが分析すると、不自然な点があまりにも多かった。サインに統一性が無い。野手はピッチャーが何を投げて、バッターの癖はこうでとか予想をして動くのに、野手もピッチャーが何を投げるか分かってないような感じだ。
これは超能力めいた技かもしれないということで、バッターに頭で考えた球と逆の球を狙い打てと指示を出した。
それ以降滅多打ちに遭うようになった。メッキは剥がれた。
その他
公開:22/11/12 22:39

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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