栗と私のセブンデイズ

6
2

ああ、栗食べたい。秋って言えば栗だよね。私、栗が大好きなんだよ。だから栗を買いに行った。一日目。スーパーの栗がなぜか全滅。売り切れだった。二日目。ネット通販を探す。それも売り切れだった。三日目。栗を買う事を諦める。栗を持っている人を探すが、誰も持っていない。四日目。自分で栗を探す事にする。栗のあるスポットを調べまくる。五日目。栗拾いの為、山に行く。しかし見つからない。六日目。栗拾いを始めて二日目。やはり見つからない。七日目。ついに栗を見つける。持って帰る。
「全く苦労したわ。なんで栗を食べるために七日もかけなきゃいけないのよ」
心の中はイライラ。でもこれで栗を食べられる。嬉しい。そしてテレビを見ながら作業しているとニュースが流れた。
「続いてのニュースです。突如、栗が不作になり全く取れなくなりました。今年は松茸よりも高値で取引されます」
私は迷った。売りに行くべきか。食べるべきかと。
公開:22/11/08 09:12

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容