レンチン術師

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「私は錬金術ではなく、レンチン術を使う。冷凍食品は私の相棒だ。ところで君は、錬金術師か?ならば私と勝負しようではないか。錬金術とレンチン術、どっちが上か。まあ結果など見なくてもどっちが凄いかなんて明白なんだがね」
そんな言葉をかけたレンチン術師は、錬金術師に勝負を挑んだ。お互いの技を見せあう。まずは錬金術師。ただの金属を貴金属に変えて見せた。集まった周囲からは歓声が上がる。そしてレンチン術師が得意げに笑う。
「ハッ!!その程度か!!笑わせてくれる、錬金術師。ならば見せてやろう。レンチン術を」
そう言ってレンチン術師は、自信満々に電子レンジを取り出し、冷凍食品を入れて解凍のボタンを押した。
「3,2,1,ゼロ。さあできた。食べてみたまえ」
周囲からは、美味いという声が聞こえてくる。
「どうだ?錬金術師。物は相談だが、その貴金属と電子レンジ交換しないか?」
勝負の結果は分かり切っていた。
公開:22/10/31 09:45

富本アキユ( 日本 )

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