ふわふわ羊

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 隕石を受け止めることのできるクッション材が開発されました。ふわふわ羊という羊の毛を加工したもので、落下地点半径50mを衝撃波で吹き飛ばす隕石を、10頭分の羊毛で、音もなく受け止めることに成功しました。

 これによりふわふわ羊はブームに。一般には寝具や服、自動車の衝撃軽減クッション。官公には兵器の装甲や防弾服にもなりました。

 しかし、供給過多になりふわふわ羊をたくさん生みすぎてしまいました。だからといって屠殺して減らすのは、良くないから良くないという理由により、あまり進みませんでした。かわりに羊毛だけでも減らそうと、今までのものを禁止しふわふわを使うように法律を作りました。ガソリンエンジンはふわふわエンジンに、紙ストローはふわふわストローに、終いには小説のオチまでふわふわにしなければなりません。

 ということで、ふわふわ羊には色々と出来事があるので、なんとなく色々あったと思います。
SF
公開:22/10/29 11:00

好太郎

主に小説投稿サイト「即興小説トレーニング」にて執筆した自作品を、推敲したものを投稿します。
他小説サイト「小説家になろう」でも同様なことをやっています。

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