賞味期限

私はラジオが大好きでよく聞いている。
メールを送っては採用された回を録音して何度も聞いている。
それで分かった事がある。ラジオには賞味期限が存在する。
その日その時期に合った内容をメールで送るから全国のリスナーの春夏秋冬を味わえる。メールが採用されては感動を味わえる。
ただ、それらは何度も聞いていく内に徐々に嬉しさを失っていく。そして「ああ、そんな事もあったな」と無感動になった時、賞味期限が訪れる。これは仕方のない事だ。
だから感動を味わい続ける為にはメールを送り続けなければならない。
読まれず、無駄になる事もある。読まれても跳ねずに首を傾げてしまう事もある。他人への嫉妬も味わい深さの一つだ。
ラジオには賞味期限が存在する。だからこそ感動が薄れないうちに次のメールを書かなくてはならない。
それが楽しくなってきたら常連と呼ばれる感動を味わえる。
賞味期限を忘れ、夢中になるものを見つけられる。