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彼女はあまりにも可愛かった。俺のタイプど真ん中で一目惚れした。俺はどうにか彼女と仲良くなりたく思い、声をかけることにした。
「君と仲良くなりたいんだ!!」
「・・・・・」
しかし彼女は無言だった。一言も喋ることはなく、無視されたような気分だった。来る日も来る日も彼女に話しかけていると、ついに彼女がリアクションをした。何やらジェスチャーで書く動作をしている。俺は気づかなかった。彼女は喋れなかったんだ。彼女に紙とペンを渡すと、可愛らしい文字で字を書いた。「どうして私と仲良くなりたいの?」と。
「君に一目惚れしたんだ!!」
そう言うと彼女は笑った。そして一生懸命、口を動かしている。
「ありがとう」
その日、奇跡が起こった。彼女の声が戻った。彼女の声も可愛くて、その声は天使の声だった。その声を聞いた瞬間、俺は逆に驚いて声が出なかった。
「ラララ」
嬉しそうに声を出して歌う彼女は、無邪気だった。
公開:22/10/27 06:53

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
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