反省教育

企業や政治家などの不正問題が多い。そういう大人にならないために、子どもの頃から徹底して反省教育をしようとなった。
何があっても自分に非があったのかなと、謝るのを是とした。相手を責めるより自分を責めろとした。
しかし消極的で卑屈な感じの子が増えてしまった。思惑と違いグレる子も出てくるようになった。
人間は自分本位の生き物である。何か事が起きたら、あっ自分は損をした運が悪かったと自分の心配をしてしまうものである。
疲れていたせいだとか言い訳をしてしまうものである。
自分の立場を理解してほしいし、言い分を聞いてほしいものである。それを何が何でも反省しなさいでは、気持ちが満たされないから反動がきて当然である。
これは方向性を間違えたか、まずその人の話を聞くのが重要だとなった。ある程度冷静になってから反省させよとなった。
反省させたがる人は善悪の二元論に分けたがるが、そんな単純なものではないらしい。