賞味期限

遊びに来た友人がお土産にハープティーを持ってきてくれた。その大きさと弦の多さに驚く。
普段内で飲んでいるハープティーは小型のもの。
大型のハープティーは大味なんじゃないか？弾きが難しいのではないか？そんな事ばかり考え、これまで選んで来なかった。
「私が弾いてあげる」
そう言って友人が持って来たハープ茶葉を挽いてくれた。それに合わせて、私もいつも飲んでいるハープ茶葉を弾いた。時間がかかりそうなので友人と二人、弾き語る。
友人の淹れてくれたハープティーを飲む。小型のものと音域がまるで違う。こちらも味わい深い。
これは私も半端なものは出せない…気合いを入れてハープを弾く。
余計な力が入ってしまったのか、弦が切れてしまった。
でも大丈夫。ハープティーは弦を張り替えれば賞味期限は切れない。落ち着いて、調弦する。
ハープティーを弾いているとよくある事だ。このアクシデントもまた味わい深いものに代わる。