自首
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警察署にて
手に包丁を持った男。包丁にはベッタリと血が付いている。
「人を殺しました。」
「はっ?」
「人を殺してしまいました。なので自首を。」
「何人?」
「えっ?」
「だから、何人?」
「何人?何がです?」
「だから、何人、殺したの?」
「えっと、1人です。」
「あんたね!警察だって忙しいんだよ!たかが1人殺したくらいで自首しないでよ!困るよ。」
「えっ?」
「ほら、そこの貼り紙、良く見て!!自首は殺人なら5人以上からって、ちゃんと書いてあるでしょう?困るんだよね。」
「困ったな~。どうしよう~。」
「って、どうしよう~。じゃないのよ、あんた。ホントに。そんなに自首したいなら、とりあえず、あと4人殺してから来なさい。わかった?」
「すいません。頑張ります。ご迷惑おかけしました~。」
男は張り切って警察署を出ていった。
手に包丁を持った男。包丁にはベッタリと血が付いている。
「人を殺しました。」
「はっ?」
「人を殺してしまいました。なので自首を。」
「何人?」
「えっ?」
「だから、何人?」
「何人?何がです?」
「だから、何人、殺したの?」
「えっと、1人です。」
「あんたね!警察だって忙しいんだよ!たかが1人殺したくらいで自首しないでよ!困るよ。」
「えっ?」
「ほら、そこの貼り紙、良く見て!!自首は殺人なら5人以上からって、ちゃんと書いてあるでしょう?困るんだよね。」
「困ったな~。どうしよう~。」
「って、どうしよう~。じゃないのよ、あんた。ホントに。そんなに自首したいなら、とりあえず、あと4人殺してから来なさい。わかった?」
「すいません。頑張ります。ご迷惑おかけしました~。」
男は張り切って警察署を出ていった。
その他
公開:22/10/20 10:56
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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、短いお話を書いています。コメントは励みになります。とりあえず過去作の改訂版を中心に新作も載せていきます。よろしくお願いします。
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