コロナ禍の内気な子

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ぼくは中学時代の時にコロナ禍に入った。しばらく登校禁止になった。夢のような話だった。
ぼくは学校でいじめられていたし、友だちも少なかったから毎日学校に行くのが憂鬱で仕方がなかった。神なんていないと思っていたけど、神が少しだけ気を使ってくれたのかもと思った。
運動会や文化祭などの行事が中止または、縮小になったのもありがたかった。みんなで一緒にやろうというのは大の苦手だった。
コロナ禍が開けた時は本当に悲しかった。また辛い毎日が始まってしまうと思うとたまらなかった。
ずっとコロナ禍が続けばいいのにと思った。ぼくの嫌な人がコロナに罹って死ぬか再起不能になればいいと思った。
ずっとリモート授業をやってほしいなと思った。みんな引きこもりになって勉強も仕事も、遊びも全部家でやるようになればいいのにと思った。
何故テレビの人たちも、コロナ禍で辛いですという人しか取り上げないのだろう。嬉しい人もいるのに。
その他
公開:22/10/22 22:28

ぴろわんこ

少し変わった、ブラックな話が好きです。

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