AI裁判官

AI裁判官が取り入れられた。これまでは検察、弁護士の話を両方聞き落とし所を測るみたいなやり方だったのだが、AIが不審に思えば被告人、目撃者などに納得するまで鋭い質問を続けた。
これは検察や警察が目撃証言をでっちあげたなとか、強引に自白させたなと感じたらその場で被告人を無罪にした。逆に検察官や刑事を罪に問う裁判を始めたりした。
参入タイムというのも設け、傍聴席のマスコミや一般人にも特ダネを持っている人には発言する機会を与えた。そこから真犯人が割り出される機会も増えた。
無罪になる人は、飛躍的に増え金や名前の力で罪を逃れることのできていた人は、やがて暴かれて有罪となった。
警察官や検察官も違法捜査で捕まり、懲役刑を食らうこともあった。
AIの方が、より人情味や良識のある人格者だよなと、市民たちは囁き合った。