無限回廊
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どこまでも続くこの無限回廊の中に閉じ込められて半年が経った。僕はここからもう一生出られないのではないか。幸いにもなぜか腹が減る事もなく、寝る事もない。これは無限回廊の不思議な魔力のせいなのだろう。半年という時間は、数えたからだ。誰かが助けに来てくれるかもしれないと思い、じっと待っていた時間だ。しかし誰も来てくれなかった。なんでこんなことになってしまったんだ。僕は考える。そうだ、友達とかくれんぼをして遊んでいたんだ。かくれんぼをしていると時空の歪みみたいなものを発見して、それに触れると気が付けばここにいた。
「誰か助けて!!」
叫ぶが誰も来ない。このまま死ぬこともできず、僕はここに閉じ込められたままなのだろうか。永遠の時間をこの中で過ごすというなら、僕は何をするべきなのだろうか。勉強?運動?妄想?
いや、違う。自我を保つ事だ。誰かが助けに来てくれるその日まで、自分が自分であることを見失うな。
「誰か助けて!!」
叫ぶが誰も来ない。このまま死ぬこともできず、僕はここに閉じ込められたままなのだろうか。永遠の時間をこの中で過ごすというなら、僕は何をするべきなのだろうか。勉強?運動?妄想?
いや、違う。自我を保つ事だ。誰かが助けに来てくれるその日まで、自分が自分であることを見失うな。
公開:22/10/22 09:17
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