たまたま当たり所が悪かった

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「じいちゃん、そろそろ免許を返納しなよ」
「いやだ。80歳までは現役だ」

 そういって、じいちゃんは頑なに免許を返納しない。私は免許を持っていると、いつかじいちゃんが大事を起こすかわからなくて不安になる。ニュースでも、その大事が飽きられることなく取り上げられるものだから、いっそう頭を抱える。

 そして、じいちゃんはとうとうその大事を起こしてしまった。なんでも、酒を飲んで美人の女性に当たってしまい、そのままホテルに連れ込んだところを、ばあちゃんが目撃したのが決め手だった。

 じいちゃんは厳罰の切除処分になり、私のばあちゃんは二人になった。
その他
公開:22/10/20 12:00

好太郎

主に小説投稿サイト「即興小説トレーニング」にて執筆した自作品を、推敲したものを投稿します。
他小説サイト「小説家になろう」でも同様なことをやっています。

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