ショート

10
2

「お前はショートを極めろ。このチームの要だ」
監督にそう言われ、俺はショートを極める事にした。毎日毎日、ショートに転がってくる打球を拾い続けた。俺は鉄壁の守備を手に入れて見せるんだ。だが同じショートのポジションでライバルの伊藤は、俺よりもショートの守りが上手だ。このままでは、俺はレギュラーの座を奪われてしまう。そう思った俺は、練習以外でもショートを極める事にした。
まず帰り道、近道する為にショートカットを決めた。そして帰ってからおやつにショートケーキを食べる。更に休みの日には、美容院に行ってショートカットに髪を切ってもらった。バイトもするようになり、ショートタイム社員にしてもらった。文化祭では、友達と組んでショートコントを披露した。
「お前はよくショートを極めているな。ショートはお前以外、考えられない」
「やった!!」
「だが練習がおろそかになったせいで守備がダメだ。レギュラーから外す」
公開:22/10/19 08:36

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容