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黄昏時リビングのソファーでうとうとしていると、テーブルの上にめがねがあるのを見付けた。だれのだろう、婆さんの老眼鏡かなと思いながら掛けてみた。
ハッキリ見えるが、「ざわざわ」遠くで声が聞こえる。近くに居た愛犬の太郎を見ると、太郎の頭上に「キリかモヤ」のようなものが現れて声がした。
「ざわざわ」雑音が多いが何か聞こえる。
「もう直ぐごはんの時間、早く食器にフードを入れてよ。水飲みの水かえた?」
これは、太郎のこころの話が聞けるようだが、直ぐに変だと思った。
「眼鏡を掛けると聞こえる声」面倒だと思った。
「吹き出し」が頭上に出て文字が現れて読めたらいいのに。
「ざわざわ」の雑音の原因も分かった。見えてる範囲の色んなものが何か話をしているようだ。
ますます面倒。
何だか聞くのがつらくなって眼鏡をはずすと、うたた寝から目が覚めた。
起きたら太郎がこっちを見て笑ってる。「まさか」ね。
ハッキリ見えるが、「ざわざわ」遠くで声が聞こえる。近くに居た愛犬の太郎を見ると、太郎の頭上に「キリかモヤ」のようなものが現れて声がした。
「ざわざわ」雑音が多いが何か聞こえる。
「もう直ぐごはんの時間、早く食器にフードを入れてよ。水飲みの水かえた?」
これは、太郎のこころの話が聞けるようだが、直ぐに変だと思った。
「眼鏡を掛けると聞こえる声」面倒だと思った。
「吹き出し」が頭上に出て文字が現れて読めたらいいのに。
「ざわざわ」の雑音の原因も分かった。見えてる範囲の色んなものが何か話をしているようだ。
ますます面倒。
何だか聞くのがつらくなって眼鏡をはずすと、うたた寝から目が覚めた。
起きたら太郎がこっちを見て笑ってる。「まさか」ね。
その他
公開:22/10/16 22:42
更新:22/10/16 23:04
更新:22/10/16 23:04
大昔、高校生の時に星新一さんの「ちぐはぐな部品」を読んで衝撃を受けました。
でも理解できなかったように思います。何となくいいなあくらいの心持でしたが、
それでも、40年以上頭の片隅にひっかかっていた。
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