小栗洋子様

13
3

またか……。また届いた。俺の住むマンションの部屋に届くのは、小栗洋子様と書かれた荷物だ。どう考えても俺宛ではないはずだ。しかし宛先の住所は俺の住所だ。そして送り主は、毎回違う名前だ。色々な人から届く。俺は思い切って送り主の一人に電話をかけてみることにした。
「もしもし。小栗洋子さん宛の荷物が届いたんですけど間違ってますよ」
「合っているはずです。住所は三丁目の六番地202号室ですよね?」
「いや、でもそこは俺が住んでるんです。俺が住む前の人じゃないですか?」
「いえ、違います。洋子さんはそこに住んでいます」
「そんな馬鹿な……」
この謎は予想外の場所から解く事ができた。パソコンのインターネットの検索履歴に「二重人格 男」という検索ワードが入っていたのだ。
「まさか……」
そうそのまさかだった。俺は二重人格だったらしい。どうやら小倉洋子は、もう一人の俺だったようだ。
公開:22/10/16 09:02

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容