「人工衛生」健康を守る小さな味方

人間の健康の守る「人工衛生」が開発された。人工衛星のように人体の周りを周回する小型機械だ。ばい菌やウイルスが人体に近づくと至近距離レーザーで焼き払い、衛生状態を保つことができる。「人工衛生」があればワクチン接種やアルコール消毒が不要となる。ウイルスは遺伝子を変化させて変種株を生み出すが「人工衛生」は充電毎に新種株のデータをアップデートするため、直ぐに撃退可能だ。初号機はプロペラ式で音がうるさく、虫と間違えてはたき落としてしまう課題があった。しかし最新の改良機は小惑星探査機「はやぶさ」で採用されたイオンエンジンを搭載しており、人間の引力とつり合う僅かな動力で人体の周りを周回させることに成功した。これにより消音かつ省エネを実現した。現在はモバイルバッテリーから無線給電を行う技術開発が進んでおり、これが普及すれば「人工衛生」の稼働時間がより長くなるため期待されている。現場からは以上です。