探偵グッズ
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リエは探偵グッズを装着して、夫のショータを出迎えた。虫眼鏡とシルクハットを付ければ観察力が一・五倍になるというグッズなのだ。
「あ、あなた女の香水が服に付いているわね。ネクタイが少し緩んでいるわ。あなたまさか…」
「おいおい勘弁してくれよ。満員電車に揺られてくれば、女の香水だって付くさ。ネクタイが緩んでるのも暑くて帰り道緩めただけさ」
「そうよね。あなたが不倫なんかするはずがないわよね。もし、したら私狂うわ」
ショータはリエを少しうざく思いながら、嫉妬してくれるなんておれを愛してくれているんだな。可愛いなと思いながら風呂に入った。
しかし不倫をしているのはリエの方だった。ショータへの愛は冷めていた。
しかし一流企業の役員をしている夫の収入と、ステータスを手放すのは惜しい。
夫を疑ったフリをして偽装工作をしたのだった。追及するする自分が、そんなことはしていないだろうと思わせるためだった。
「あ、あなた女の香水が服に付いているわね。ネクタイが少し緩んでいるわ。あなたまさか…」
「おいおい勘弁してくれよ。満員電車に揺られてくれば、女の香水だって付くさ。ネクタイが緩んでるのも暑くて帰り道緩めただけさ」
「そうよね。あなたが不倫なんかするはずがないわよね。もし、したら私狂うわ」
ショータはリエを少しうざく思いながら、嫉妬してくれるなんておれを愛してくれているんだな。可愛いなと思いながら風呂に入った。
しかし不倫をしているのはリエの方だった。ショータへの愛は冷めていた。
しかし一流企業の役員をしている夫の収入と、ステータスを手放すのは惜しい。
夫を疑ったフリをして偽装工作をしたのだった。追及するする自分が、そんなことはしていないだろうと思わせるためだった。
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公開:22/10/11 23:16
少し変わった、ブラックな話が好きです。
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